料金と使い方から選ぶ
営業リスト作成ツール・
調達方法の比較
店舗向けの営業リストが必要な場合、まずは「Googleマップ上の店舗情報を抽出できるか」を確認することが大切です。企業単位の法人データベースや既存の名簿購入とは対象となるデータの性質が根本から異なるため、単に「1件あたりの単価」や「月額料金の安さ」だけで比較すると自社に合わない失敗につながります。
店舗抽出・法人データベース・手作業の違い
店舗抽出ツール
地域と業種から実店舗を探す用途に適しています。電話番号の掲載状況やWebサイトの有無、市区町村での絞り込みができるかを確認します。
法人データベース・名簿購入
法人単位で本社所在地、業種、従業員規模などを調べる用途に適しています。データの更新頻度や支店情報の有無、購入後の利用規約を確認します。
手作業でのWeb調査
ターゲットを絞り、少数の候補を深く調べる用途に適しています。情報の確実性は高いものの、確認や転記にかかる作業時間(人件費)を考慮する必要があります。
Googleマップの店舗抽出ツールを比較
調査日:2026年10月15日。Googleマップから店舗情報を収集する用途の代表的な4サービスを比較しました。各社の公式料金ページで確認できた最新条件をもとに掲載しています。
Urizo / プレミアム(標準対応サイトにGoogleマップを含む)
- 無料枠
- 各サイト50件、合計最大1,500件・有効期限1週間(毎月付与される枠ではありません)。
- 有料プラン
- 月額23,100円(税込)・月20,000件。初期費用5,500円(税込)。長期契約割引やオプションは別条件。
- 出力形式
- 出力項目や形式の詳細は、利用前に公式サイトの案内および無料版で確認。
- 契約・税
- クレジットカード払いは1ヶ月単位で利用可能(暦月単位)。銀行振込や年間契約は条件が異なります。
リストール
- 無料枠
- 毎月100クレジット。店舗検索と画面閲覧が可能(無料でのCSV出力は不可)。
- 有料プラン
- Proプラン:月額9,800円(税込)、月3,000クレジット。店舗検索1件につき1クレジット。
- 出力形式
- 有料プランでCSV(Shift-JIS / UTF-8)およびExcel(.xlsx)出力に対応。
- 契約・税
- 月額サブスクリプション。解約や更新の条件は管理画面からいつでも確認可能。
Outscraper / Google Maps Scraper
- 無料枠
- 30日ごとに最初の500件まで無料。CSV・Excel等での出力に対応。
- 有料プラン
- 501〜100,000件の範囲は1,000件あたり3米ドルの従量課金。追加オプションは別料金。
- 出力形式
- CSV・Excel・JSON等に対応。
- 契約・税
- 月額固定費なしの完全従量制。税金(VAT/消費税等)の扱いは決済画面で確認。
G Maps Extractor / Online
- 無料枠
- 月1,000レコードまで無料。CSV・Excel・JSON対応。1タスクあたり2キーワードまで。
- 有料プラン
- Liteプラン:月額19米ドル、月20,000レコード(調査時点の表示価格)。
- 出力形式
- CSV・Excel・JSONに対応。
- 契約・税
- 月額契約(1ヶ月のみの利用も可能)。税金の扱いは決済画面で確認。
※各サービスが定義する「クレジット」「店舗」「レコード」は、取得できる項目や重複除外の基準がそれぞれ異なります。また海外ツールは為替レートや税金の扱いも異なるため、単純な円換算の安さだけで順位づけはしていません。
3,000店舗を取得する場合の費用の考え方
- リストール Proプラン:月額9,800円(税込)。付与される3,000クレジットをすべて店舗検索に使った場合、1件あたりの取得単価は約3.27円(9,800円 ÷ 3,000件)です(新設法人や求人の電話照合に使った場合はその分枠が減ります)。
- Outscraper:初回の無料枠(500件)を除いた2,500件を従量課金で取得する場合、2,500件 × 3米ドル ÷ 1,000件 = 7.50米ドル(約1,100円前後、為替・税別)となります。
- G Maps Extractor Online:3,000件の取得ならLiteプラン(月額19米ドル、上限20,000件)の枠内で収まります。使わなかった件数があっても月額固定費が発生します。
コスト面だけを比較すると、海外の従量制ツールの方が安価に見える場合があります。しかし、日本語でのサポート体制、日本の住所・電話番号の表記に対応しているか、出力後のデータクレンジングにどれだけの手間がかかるかも踏まえて総合的に判断することが大切です。
リストールが合う使い方
例えばUrizoの月20,000件枠は複数のポータルサイトを横断して収集する場合の上限です。本比較ではGoogleマップに対応している上位プラン(プレミアム)を掲載しており、安価な下位コースとは対象サイトが異なる点にご注意ください。また、長期契約割引が適用された実質月額と、通常の月額契約の費用も分けて把握しておく必要があります。
リストールは、日本の市区町村と詳細な業種を指定し、さらに「Webサイトなし」「オーナー未認証」「予約導線なし」といったプロフィール条件で営業先を厳選したいケースに向いています。まずは無料枠で狙った店舗が取れるか確かめ、本格的にファイル出力して運用する段階で有料プランを検討するのがおすすめです。