ガイド/Googleマップから営業リスト
GUIDE
Googleマップから営業リストを作る方法
更新日: 2026年9月4日 / 読了目安: 約8分
Googleマップには、電話番号・住所・業種・口コミ評価など、ローカル店舗の営業に使える情報が揃っています。この記事では、Googleマップから営業リスト(アタックリスト)を作る具体的な手順と、手作業・汎用スクレイパー・専用ツールの使い分け、規約への配慮までを解説します。
結論から言うと、必要なのは店名・電話・住所だけではありません。電話がつながることと、「なぜ今この店か」が言えることの両方が揃って、初めて使える営業リストになります。
なぜGoogleマップからリストを作るのか
法人名簿やリスト購入と比べて、Googleマップ由来のリストには3つの強みがあります。
- 鮮度が高い。閉店や電話番号変更が比較的早く反映されるため、古い名簿より不通が減りやすい。
- 地域×業種で狙える。「新宿区 × 美容室」「横浜市 × 整骨院」のように、商圏に合わせて母集団を切れる。
- 提案理由が取りやすい。評価・口コミ件数・サイト有無・オーナー認証など、営業トークの根拠になる情報が載っている。
特にMEO代行・Web制作・店舗向けSaaS・テレアポ営業では、「今つながる店舗」かつ「改善余地が見える店舗」を取る必要があるため、Googleマップは相性が良いデータ源です。
営業リストに必要な項目
最低限は次の4つです。これがないと架電・訪問のどちらも始まりません。
- 店舗名(会社名)
- 電話番号
- 住所(またはエリア)
- 業種・カテゴリ
ここに「なぜ今アプローチするか」の根拠列を足すと、リストの質が一段上がります。例は次のとおりです。
- MEO順位が圏外(改善提案が通りやすい)
- オーナー未認証(運用体制が未整備)
- Webサイトなし(制作・導線改善の余地)
- 予約導線なし / 営業時間情報が不足
リスト設計の全体像(項目の考え方・CSV化・SFA展開)は、アタックリストの作り方でも解説しています。
手作業での作り方(手順)
1地域・数十件なら、次の手順で十分です。ツールを入れる前に、一度この流れを体験しておくと「何を自動化したいか」が明確になります。
手順1. 検索条件を決める
例: 「渋谷区 美容室」「大阪市北区 整骨院」。エリアが広すぎると件数が爆発し、狭すぎると母集団不足になります。まずは市区町村単位から始めるのが無難です。
手順2. Googleマップで検索する
検索結果の一覧から、店舗名・電話・住所・サイト有無を確認します。口コミ評価や写真の充実度も、提案の切り口になります。
手順3. スプレッドシートに転記する
列は「店舗名 / 電話 / 住所 / 業種 / サイト有無 / メモ(提案理由)」が最低ラインです。重複は店舗名+電話で排除します。
手順4. 架電・訪問用に整える
不通が多い番号、閉店済み、すでに取引先の店舗を除外します。メモ欄に「サイトなし・口コミ返信が止まっている」など一言あるだけで、初回トークが変わります。
手作業の限界とツールが必要になる基準
手作業は「一度きり・少件数」では最速です。ただし次のどれかに当てはまるなら、ツール導入を検討する段階です。
- 毎週・毎月、同じ条件でリストを取り直している
- 対象エリアが複数市区町村に広がっている
- 1回の抽出が数百件規模になる
- CSVでSFAやコールシステムに載せる運用がある
- 「サイトなし」「未認証」など条件付きで絞りたい
目安として、1件の転記に5分かかるなら500件で約42時間です。人件費に換算すると、月額数千〜1万円台のツールより高くつくケースがほとんどです。調達方法の単価比較は営業リストの比較ページも参照してください。
汎用スクレイパーとの違い・規約への配慮
「Googleマップ スクレイピング」で検索すると、汎用の抽出ツールが多く出てきます。使える場面はありますが、営業リスト用途では次の差が出やすいです。
| 観点 | 汎用スクレイパー | 営業リスト向けツール |
|---|---|---|
| 取れる項目 | 広い(仕様次第) | 営業に必要な項目に特化 |
| 弱点条件での絞り込み | 自前で組む必要があることが多い | MEO圏外・未認証・サイトなし等が用意されている |
| 運用・保守 | 仕様変更で止まるリスク | SaaS側で継続提供 |
| 規約リスク | 取得方法によっては抵触の恐れ | 自社で取得処理を運用しなくてよい |
規約・合法性について
公開情報をもとに自社営業へ使うこと自体は一般的ですが、取得方法によってはGoogleの利用規約に抵触するリスクがあります。また、取得した個人情報の違法な販売や、迷惑メールの大量送信は行ってはいけません。
リストールはSaaSとしてデータを提供する形のため、自社でスクレイピング処理を運用・保守する必要はありません。最新の利用条件は利用規約もあわせてご確認ください。想定用途は、電話や対面で店舗に提案するBtoBの新規開拓です。
MEOが弱い店舗だけを抽出する
Googleマップからリストを作る最大の差別化は、「弱い店だけ」を条件で切れることです。名簿屋のリストは属性情報中心になりがちで、「なぜ今この店か」がありません。
MEO代行・制作・店舗向けツールの提案なら、次の条件が特に効きます。
- MEO順位が圏外(11位以降)
- オーナー未認証
- Webサイトなし
- 営業時間情報が不十分
- 予約導線なし
この切り口の詳細はMEOが弱い店舗の営業リストの用途ページも参照してください。
リストールでの作り方(4ステップ)
リストール(listall.jp)は、Googleマップ由来の店舗データに弱点フィルタを組み合わせて営業リストを作るSaaSです。手順は次のとおりです。
- 1
無料登録する
クレジットカード不要。月100件まで画面上で閲覧できます。まずは抽出精度の確認から始められます。
- 2
地域と業種を入れる
例: 新宿区 × 美容室。商圏とターゲット業種を指定して母集団を作ります。
- 3
弱点条件で絞り込む
MEO圏外、オーナー未認証、Webサイトなしなど、提案したい弱点を条件にします。
- 4
確認してCSV出力する
画面で中身を確認し、継続利用するなら Pro(税込9,800円・月3,000件)で月間3,000件までCSV出力します。1件あたり約3.3円です。
用途別の使い方
同じGoogleマップ由来でも、用途で見るべき条件が変わります。
- MEO代行・制作向け — 圏外・未認証・サイトなしを軸に、提案理由付きの店舗リストを作る。
- 営業・テレアポ向け — 古い名簿の不通を避け、地域×業種で架電しやすいリストを作る。
- 新設法人向け — 開業直後でツール・広告・制作の導入余地がある会社を取る。
- 求人出稿企業向け — 採用中シグナルで、人・仕組み・集客の課題が出やすい会社を取る。
よくある質問
Googleマップから営業リストを作るのは合法ですか?
公開されている店舗情報をもとに、自社の営業活動で使うこと自体は一般的なBtoB営業の範囲です。一方で、取得方法によってはGoogleの利用規約に抵触するリスクがあります。また、取得した個人情報の違法な販売や、迷惑メールの大量送信は行ってはいけません。
手作業とツール、どちらが向いていますか?
1地域・数十件で一度きりなら手作業で足ります。毎週同じ条件で取り直す、複数エリアに展開する、CSVでSFAに載せる、といった運用になるとツールの方が総コストが下がります。
店舗名・電話・住所だけで十分ですか?
架電はできますが、受注率は上がりにくいです。「なぜ今この店か」が言える根拠(MEO圏外・サイトなし・未認証など)を1列足すと、提案トークが具体になります。
リストールの無料枠でどこまでできますか?
クレジットカード不要で登録でき、月100件まで画面上で閲覧できます。CSV出力はProプラン(税込9,800円・月3,000件)からです。まずは無料枠で抽出精度を確認するのがおすすめです。
関連ガイド
- 法人向け営業リストの作り方
提案理由と優先順位のある営業リスト/営業アタックリストの組み方。法人営業・テレアポ向け。